Journalineは国際標準です。詳細は、ETSI(欧州電気通信標準化機構)から無料でダウンロードできます。
Journalineのデータサービスは、2007年9月に開かれた世界デジタルマルチメディア放送 (DMB) フォーラムで国際的に認められた規格に準拠しており、ETSI から無料でダウンロードできます。このデータサービスは、現在DAB/DMBおよびDRMデジタル無線伝送の一環として放送されています。このサービスは、システム開発の主要目的として掲げられた低データ消費量を実現しており、ほぼすべての放送プラットフォームに適しています。Journalineは階層型のトピック構造をしているので、ユーザーはすべての受信情報(番組関連情報、番組とは別のテキスト情報の両方)を閲覧し、お気に入りのニュースを選択できます。
Journalineでは、ラジオ局はリスナーにラジオ受信機で直接入手できる情報を簡単に提供できます。これまで、こうした情報は、放送終了後しばらくしてからオンラインサイトでしか入手できないものでした。また、Journalineのホットボタンの双方向性機能を通じて、放送事業者はリスナーとやりとりし、反応を感じ取ることができます。Radio Schooling Services(無線教育サービス)の場合、Journaline上に教科書の内容が表示されるので、学生はいつでも多言語で受講でき、生放送の授業中に、教師に質問できます。またPublic Signage(公共標識)サービスでは、動きのある低ビットレートのJournalineテキストページと画像を、大型スクリーン表示用のトピック別デザインテンプレートリファレンスと組み合わせて実施できます。EWF(緊急警報機能)についても、Journalineを通じて、リスナーがオンデマンドの詳細な指示と情報にオンデマンドでアクセスすることができ、聴覚に障害をもつユーザーや外国からの旅行者に届けることができる中核的な構成要素です。さらに、Journalineは、聴覚障害のあるリスナーがラジオ番組の内容をこれまで以上に理解できるようにする無線字幕サービスのための技術基盤でもあります。