テレビ放送およびストリーミング・アプリケーション用として世界的に定評のあるコーデック
HE-AACは、この数年で最先端マルチメディア・システムを実現する最も重要な技術の1つとなりました。高品質オーディオ、低ビットレート、およびオーディオ固有のメタデータ・サポートの独自技術の組み合わせにより、容量が限られたチャネル上でも、放送やMPEG-DASHなどの新しい適応ストリーミング規格に最適なオーディオ・ソリューションです。
HE-AACv2は、DASH Industry Forumによって策定されたDASH264相互運用性ガイドラインの必須のステレオ・コーデックとされています。また、HE-AAC 7.1は、オプションのマルチチャネル・コーデックの一つとして選定されています。
HE-AACの特長
- ... 世界中のTV、ラジオ、およびストリーミングで採用
- ... すでに100億台以上のデバイスに搭載
- ... すべての関連放送メタデータと完全互換
- ... フラウンホーファーIISがサポートおよびメンテナンスを実施
品質 |
優秀。EBUの試験による。(詳細な試験結果は、下記のホワイトペーパーを参照) |
ビットレート |
HE-AAC:ステレオ48~64 kbps、5.1サラウンド160 kbps (HE-AAC: AAC-LC + SBR) HE-AAC v2:ステレオ24~32 kbps (HE-AACv2:AAC-LC + SBR +PS)で良好な音質が得られる。 |
サンプリング・レート |
24~96 kHz |
チャネル |
モノラル、ステレオ、マルチチャネル (5.1、7.1など) |
使用例 |
DVB、ISDB、SBTVD、DAB+、DRM+、DRM、ATSC-M/H、ISDB-Tmm、DVB-H、DMB、3GPP、携帯電話、オーディオおよびビデオ・ストリーミング・サービス |